続・夏休み乳幼児連れ飛行機の旅をのりきるコツ
(国内線プロペラ機@コスタ・リカ 2008年7月撮影 by offthebeatenpath)
前回のエントリーに引き続き、乳幼児連れ飛行機の旅をのりきるコツをまとめたいと思います。ちなみに、前回のエントリー、日本国内線の飛行回数を含めるのを忘れてました!
続・飛行機旅行をのりきるコツ~準備編~
その6:手荷物には、親の着替えも入れる
機内に持ち込む手荷物をパッキングする際、忘れがちなのは、親の着替えです。こぼしたり吐いたり、子供が自分の洋服だけを汚すとは限りません。親の着替えも1セットあった方がいいでしょう。子供の着替えは少なくとも2セット用意しましょう。
OBP家の場合、娘のオムツが取れる前の話ですが、フランス行きのフライトへのチェックインを済ませ、いざセキュリティーチェックへ、という所で大の方が漏れてしまったことがあります。もちろん、すぐに着替えさせましたが、もしこの時に1セットしか準備していなかったら、着替えなしで搭乗していたことになります。実際、機内でも着替えが必要でした!
その7:手荷物に入れるおもちゃは、お気に入りと新入りを混ぜる
DVDや機内エンターテイメントに長時間集中することのできない3歳未満のお子さんには、飛行時間1時間につき1つの計算で、小さなおもちゃを手荷物に入れるといいでしょう。簡単にラッピングして、1時間ごとに違うおもちゃを渡すのです。お気に入りのおもちゃなら、出発前1~2週間ほど、隠して遊ばせないようにしておくと効果抜群です。
機内用のおもちゃを選ぶときは、
- 音がなくても遊べるもの
- 下に転がりにくいもの
- 遊ぶのにスペースを必要としないもの
この基準を使うといいと思います。iPadにゲームなどをダウンロードしておくのもいいでしょう(遊ぶ時は消音で)。
私の印象としては、3歳を過ぎるとフライトが俄然楽になります。13時間前後かかる米日往復便でも、食べて、機内エンターテイメントの子供向け映画を観て、少し遊んで、寝て、そしてお終いでした。わざわざ頭を絞って、娘のバックパックにあれやこれやとおもちゃを詰めたのに、日本からの帰国便では娘はバックパックに触ることすらなく、成長したなと嬉しいやら私の努力はなんだったのかとがっかりするやら(笑)。
飛行機旅行をのりきるコツ~当日編~
その1:一に体力、二に気力、そして三に忍耐力
まずは、体調を整えること!良いコンディションの時は、気力が漲りキレにくくなります。機内では、普段の生活の場とは違う狭いスペースに長時間押し込められるわけで、親にも子供にもかなりのストレスがかかります。子供は、あなたに遊び相手・話し相手をして欲しがります。それも長時間、繰り返し。でも、逃げ場はありません。落ち着いて笑顔で相手をするために、フライト当日に体力、気力、そして忍耐力をMAXにもっていきましょう。
その2:フライト中の親の自由時間はハナからあきらめる
これは、一種の“expectation management”(期待値マネジメント)です。飛行中、機内エンターテイメントで映画を見ようとか、本を読もうとか、寝ようとか、一切期待をしないことです。自分の時間はないものと覚悟していたのに、子供が寝てくれてTVドラマをゆっくり見られたならば、満足感は高くなるでしょう。一方、あれこれしようと淡い期待を抱いていたのに、結局子供の世話ばかりをするはめになった場合、子供に対してイラつく原因となります。
その3:耳抜き対策
乳児の場合
授乳・ミルクのタイミングを離陸・着陸時に合わせるのがポイントです。離陸前には通常機長からのアナウンスがあり、フライトアテンダントに離陸に備えるよう指示をだすので、その辺りから授乳・ミルクのスタンバイをしましょう。飛行機が滑走路を走り始めたら、授乳・ミルクもGO!です。着陸時は、「当機は最終着陸態勢に入りました」のアナウンスからGO!です。
幼児の場合
旅行前から耳抜きをいい聞かせ、さらに離陸・着陸前にも何回か確認をすれば大丈夫なはず。「お耳痛くなったら、どうするんだった?」。さらに、上昇中&下降中にも、耳が痛くなってきていないか聞きましょう。
その4:トイレ対策
トイレトレ前の子供にオムツをするのは当たり前ですが、OBP家では、トイレトレ終了の後でも、搭乗から到着後のイミグレ審査が終わるまでオムツをつけさせています。娘の自尊心を気をつけないように、「トイレがきちんとできることは分かっているけれど、これからトイレに行きたくても行けない状況になるかもしれないから、つけていてくれる?」と説明しています。つけていても、行ける状況の時はトイレに連れて行きます。
飛行機の座席でシートベルトを着けたまま動いてはいけない時、案外あるんですよね。離陸の順番待ち、乱気流、離陸直後&着陸直前・・・。また、イミグレ審査待ちの列も、時と場所によっては一時間以上並ぶことがあります。トイレに行くからと列は抜けられません。
以前出張から帰国した時、JFK空港のイミグレ審査待ちの長い列で、気の毒な三人の子連れ一家を目撃したことがあります。4~5歳位の一番下の女の子が気が狂ったようにず~っと泣き続けているのです。娘のおかげで、私には子供の泣き声に対する耐性はある程度できましたが、それでも大丈夫かと心配になるような泣き方でした。よくよく見ると、女の子はお漏らしをしてしまっていて、親も着替えを手荷物にいれていなかったのか、そのまま放置しているのでした。小さな子供は一時間も我慢できませんよね。本当にかわいそうでした。
そして最後に・・・。
その5:大局的視点(←大げさ・笑)を忘れない
動き回りたがる子供を何とか座席にとどまらせようと苦戦するうち、「もうヤダ!」とついイライラしてしまうこともあるでしょう。そんな時は、以下のことを自分にいい聞かせて下さい。
フライトは、いずれ終わる!
フライトマップを見れば、着陸までのカウントダウンができ、精神安定剤となってくれます。飛行機は、地点Aから地点Bへと行くための手段にすぎません!
入念な事前準備と当日の気持ちの持ちようで、乳幼児連れ飛行機の旅はのりきれます。どんどん旅行して、素敵な家族の思い出を作りましょう!
皆さんは、夏休み乳幼児連れで飛行機旅行する予定はありますか?何か対策は考えていますか?
ではまた。
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