Off the Beaten Path

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3歳児に太陽系を教えるアメリカのデイケアセンター。高いだけじゃなかった!

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(Source: American Museum of Natural History

 

アメリカのチャイルドケア費用の高さに関する前回エントリーの続きです。

 

アメリカのチャイルドケアの費用の高さについては、私より何年も前に長子を出産した年上の友人達から、「乳児を預ける月謝は、住宅ローンをもう1つ抱えてるみたいなものだよ」と聞かされていました。けれど、やはり自分がその立場になるまでは対岸の火事、実感は湧かないものです。

  

妊娠してから知ったこと

妊娠が分かってから、友人・知人に聞いたりネットで調べたりして分かったアメリカの乳幼児施設事情:

  1. アメリカの乳幼児施設は全て私立(←だから高い)。ほぼ全て公立で無償のフランスが羨ましい!
  2. プリスクール、ナーサリー、デイケアとあるが、2歳未満の乳幼児を預かってくれるのはデイケアだけ
  3. 連邦政府の管轄ではなく、各州に権限がある。日本の幼稚園(文部科学省)vs. 保育所(厚生労働省)とは違うのです。
  4. デイケアにも種類があり、所在地や預かっていい乳幼児の最大数などによって呼び方が変わる。デイケア「センター」とあるなら、個人宅でない施設を使っているというと。デイケア「ホーム」ならば、個人宅内。「センター」と「ホーム」にもそれぞれサブグループがある。月謝と質は「センター」の方が高い
  5. プロフェッショナル職の雇用が多い地域にある評判のよいデイケア「センター」は競争率が非常に高い。妊娠4~5ヶ月位の時から出願料を払ってwaiting list (順番待ち名簿)に名前をのせないといけない。OBP家も、3ヶ所出願しました。

 

 

 

 

実際にデイケアセンターに預けてから思ったこと

  1. 州からライセンスを取得しなくてはいけないので、安全基準がしっかりしている。例えば、乳児から1歳半までは3~4人に対し教師1人つく、1歳半から3歳までは幼児5人に対し教師1人、3歳から4歳までは7対1、などと細かく規定されている(だから高くなる)。
  2. 子供は友達の影響をモロに受ける。3歳前後になり、パラレルプレイではなく本当に一緒に遊び始めるようになると、家庭では話さない・見せないことでもどんどん吸収して帰宅するので、こちらはびっくりしてしまいます。OBP家ではプリンセスや『Frozen(アナ雪)』の話題は一切出していなかったのですが、友達から教わって、今では歴代ディズニープリンセスやアナ雪に大ハマリです。
  3. 母親の私では教えなかっただろうことを教え、好奇心を刺激してくれる。例えば、3歳クラスでは、今「太陽系」を学んでいます。クラス全員、このトピックが大好きだそうです。娘も太陽系の話をよくするので、家庭でもデイケアでの学びの延長として様々なアクティビティをしています。春にワシントンDCに遊びに行った際には、国立航空宇宙博物館の別館にシャトル・ディスカバリーを見に行きました。NYのアメリカ自然史博物館の宇宙セクションは、大人でも楽しめます。辺りが暗くなってから家族で外に出て、惑星を探すのもまた一興。私がstay-at-home-mom (SAHM = 専業ママ)だったとしても、3歳の我が子に太陽系を教えようとは微塵も思わなかったでしょう。

 

お迎え時間の制限があることや他の子から病気をもらう可能性が高いということで、デイケアセンターではなくナニー(←さらに高い)を雇う共働き家庭も少なくありませんが、OBP家は今のところデイケアセンターにとても満足しています。母親の私に似ず社交的な娘にも合っているようです。

 

私の母は専業だったので、共働き子持ち家庭を営む(しかも異国で)のは手探り状態ですが、とりあえずここまできました(笑)。皆さんのご家庭はどんな感じですか?

 

ではまた。

 

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