子供が3歳になるまでの託児所費用だけで$52,933かかりました。アメリカのチャイルドケアの高さに改めてびっくり。
(Source: USDA Center for Nutrition Policy and Promotion)
OBP家では、娘をナニーに預けるのではなく、託児所(daycare)を利用しています。今日たまたま、家計簿として利用しているエクセルファイルの費用項目を見ていて、ふと「子供が3歳になるまでに支払ったdaycare費用の合計はいくらだろう?」と思い立ち、足してみました。
結果は、なんと、
$52,933(1ドル100円として約530万円)!!!
しかもこの額、daycareの基本料金のみです。延長保育のコストは入っていません。私の知る限り、アメリカのdaycareは午後6時には閉まってしまい、延長をしても6時半までです。OBP家は2年前から、延長保育ではなく、気が合うdaycareの先生に娘を自宅に連れて帰ってもらって、私の帰宅を一緒に待ってもらうというスタイルに落ち着いています。延長保育より、先生個人に支払うベビーシッター代の方がずっと高いのですが、お迎えに走らなくていいという安心感には代えられません!
アメリカで子育てに掛かる費用
Daycareだけでこんなに掛かるならば、子育て全体にかかる費用はどれくらい?という疑問が出てきます。検索してみると、去年CNNの記事に、「2012年生まれの子供が18歳になるまでにかかる平均費用」というものがありました。記事によると、
大学進学費用全米中流家庭の平均は、$241,080(1ドル100円として約2千410万円)。
これ、大学進学費用抜きの数字です。この費用概算に含まれる項目は、衣食住、交通、医療、教育、チャイルドケア、そしておもちゃやコンピュータなどの雑費です。
さらに、
米東海岸都市部に住み、世帯年収$105,360以上の家庭の場合、費用は平均で$446,100(1ドル100円として約4千460万円)。
繰り返しますが、この数字、大学費用は入ってません。
OBP家の場合は?
この記事の元となる概算を発表したUSDA(米農務省)のサイトに行き、計算機でOBP家の費用を計算してみると、年間平均$29,200(1ドル100円として約290万円)となりました。単純に計算すれば、18年間の合計は、$29,200X18=$525,600(1ドル100円として約5千260万円)。
アンビリーバボー。
念のためもう一度繰り返しますが、この数字、大学費用は入ってません。しかも、“Childcare and Education”の項目を見ると、$7,638(1ドル100円として約76万円)と見積もられています。そんな訳ないだろー、と言いたくなる低さです。
つまり、OBP家の費用はUSDAが見積もった$525,600よりも高くなる可能性が濃厚ということです。3歳までに掛かった$52,933のdaycare費用ごときで慄いていてはいけない、ということです。経済的自由を確立するのは、子持ち家庭にはハードルが高いですねぇ(ため息)。
この話題、次回に続きます。
皆さんはこのUSDAの見積額をどう思いますか?高い?低い?
ではまた。
関連エントリー
「ミリオネアの新定義は純資産300万ドル?100万ドルは昔話なのか」